トップ › HUNTER×HUNTERのクイズ › 王位継承戦をわかりやすく解説

HUNTER×HUNTER解説

王位継承戦をわかりやすく解説

更新:2026-09-28運営:ヨミコミ

ネタバレ範囲:暗黒大陸編・王位継承戦(単行本38巻/第400話まで)の内容を含みます。

当サイトは原作者・出版社とは関係のない、非公式のファンサイトです。

王位継承編は、登場人物が一気に増え、いくつもの争いが同時に動きます。そこに念のルールまで重なるので、「面白いのはわかるけれど、誰が何をしているのか追えなくなった」と感じやすい章です。

この記事では、王位継承戦を「何巻から」「何のために」「どんなルールで」の3点に絞って整理します。14王子の細かい情報は別の記事に分けたので、まずは全体の地図を手に入れてください。

読み終えたら、どこまで頭に入ったかをクイズで試せます。 → 王位継承戦クイズ(全10問)に挑戦する

王位継承戦は何巻から?【結論:33巻から。準備なら32巻の最終話から】

先に結論です。

知りたいこと 巻・話 ひとこと
暗黒大陸編の始まり 32巻 第340話「特命」 会長選挙・アルカ編の直後。ここから新章
王位継承戦の宣言 33巻 第348話〜第349話 カキン国王が継承戦を宣言し、儀式とルールが示される
船の出航 34巻 第359話「出航」 ここから船内の争いが本格的に動き出す
この記事で扱う範囲 38巻(第400話)まで 39巻以降の内容には触れません

おすすめは「33巻から読み始める」こと。ただし、アニメ(2011年版)から来た人は、32巻の最終話・第340話だけは飛ばさないでください。アニメ化されていない暗黒大陸編の入口がここにあります(詳しくは「アニメはどこまで?続きは何巻から?」で整理しています)。

33巻の前半は、王位継承戦そのものよりも「なぜ暗黒大陸へ行くのか」「誰が船に乗るのか」の説明に多くのページが割かれています。ここを流し読みすると後で迷うので、少しゆっくり読むのがコツです。

そもそも王位継承戦とは?ひとことで言うと

「カキン帝国の14人の王子が、暗黒大陸へ向かう船の中で、次の王の座をめぐって争うサバイバル」です。

ポイントは3つだけ。

  1. 舞台は船の中:王族や大勢の乗客を乗せた巨大な船で、暗黒大陸へ向かう航海の途中に争いが起きる
  2. 参加者は14人の王子:全員がカキン国王ナスビー=ホイコーロの子で、母は8人の王妃に分かれる
  3. 勝ち残った者が王:最後まで生き残った王子が次の王になる、という宣言から始まる

「王子同士の殺し合い」と聞くと単純に見えますが、実際には王子は自分で戦うとは限らないのがこの章の特徴です。護衛、私設兵、守護霊獣、そして王子自身が身につけ始める念能力。王子の「駒」がどう動くかを読む話だと思うと、ぐっと入りやすくなります。

カキン帝国はなぜ王位継承戦をするのか【目的】

表向きの目的:暗黒大陸への進出

カキン帝国は、国王の名のもとに暗黒大陸への渡航を打ち出します。王族を乗せた船が暗黒大陸を目指す、というのが表の話です。

もう一つの目的:次の王を決める

その航海を舞台に、国王は「次の王を決める儀式」を始めます。王子たちにとって、この船は旅客船であると同時に戦場になります。

ハンター協会が関わる理由

暗黒大陸への渡航は、国際的に厳しく制限されています。ハンター協会は、渡航計画の中心人物ビヨンド=ネテロ(ネテロ前会長の息子)を管理・監視する立場で船に乗り込みます。王位継承戦とは別の思惑が同じ船にある、ということです。

王位継承戦のルールと「壺中卵の儀」

壺中卵の儀で守護霊獣を授かる

王子たちはそれぞれの壺を使った儀式を受けます。これが「壺中卵の儀」です。儀式によって、各王子に「守護霊獣」が1体ずつ宿る。これが王位継承戦の最大のルールであり、最大の難所です。

守護霊獣とは何か

守護霊獣は、ざっくり言えば王子ごとに宿った念獣です。

守護霊獣にかかる2つのルール

守護霊獣には「しないこと」が決められています(35巻 第362話)。

このルールがあるからこそ、王子たちは護衛・私設兵・自分の念能力といった「守護霊獣以外の駒」で勝負する必要が出てきます。ここが王位継承戦を戦略ゲームにしている部分です。

王位継承戦が「難しい」と言われる3つの理由

「難しい」と感じるのは、読解力の問題ではありません。同時に3層の争いが走っているからです。

理由1:王子同士の争い(14人・8人の母)

14人の王子は、母親(王妃)ごとにまとまって見えますが、同じ母を持つ王子同士でも協力するとは限りません。人数そのものより、「誰と誰が同じ母か」を押さえていないことが混乱の原因になりがちです。

まずは番号・名前・母親だけの早見表です。

番号 王子 母(王妃)
1 ベンジャミン 第1王妃 ウンマ
2 カミーラ 第2王妃 ドゥアズル
3 チョウライ 第3王妃 トウチョウレイ
4 ツェリードニヒ 第1王妃 ウンマ
5 ツベッパ 第2王妃 ドゥアズル
6 タイソン 第4王妃 カットローノ
7 ルズールス 第2王妃 ドゥアズル
8 サレサレ 第5王妃 スィンコスィンコ
9 ハルケンブルグ 第2王妃 ドゥアズル
10 カチョウ 第6王妃 セイコ
11 フウゲツ 第6王妃 セイコ
12 モモゼ 第7王妃 セヴァンチ
13 マラヤーム 第7王妃 セヴァンチ
14 ワブル 第8王妃 オイト

生死、母親別の相関図、名前が明かされた能力は「王位継承戦のキャラ一覧と相関図」にまとめています。

理由2:船の外から来た勢力

船の上には王子とその関係者以外にも、別の目的を持つ人たちが乗っています。

クラピカが船に乗っている理由

クラピカの目的は、同胞クルタ族の緋の眼を取り戻すことです。その緋の眼を持っているのが、第4王子ツェリードニヒだとわかります(33巻 第343話「勧誘」)。王族に近づくため、クラピカは第8王妃オイトに雇われ、第14王子ワブルの護衛として船に乗ります(33巻 第350話「王子」)。

つまりクラピカは、いちばん力の弱い王子を守りながら、いちばん危険な王子に近づこうとしている人物です。この二重の立場が、クラピカ視点の場面を緊張感のあるものにしています。

理由3:念のルールが増える

守護霊獣のルール、王子が新たに覚える念、クラピカが護衛たちに向けて開く念の講習。ルールの説明がそのまま伏線になっているため、読み飛ばすと後の展開が理解できなくなります。能力名の読み方は「念能力の読み方一覧」で確認できます。

迷わず読み進めるための3つのコツ

コツ1:「王子の番号」で覚える

名前より第〇王子という番号で覚えるほうがラクです。「第1はベンジャミン、第4はツェリードニヒ、第14はワブル」の3人を先に固定すると、残りはその周辺として配置できます。

コツ2:「誰がどの層にいるか」だけメモする

船は1層〜5層に分かれていて、王族は最上層の1層にいます。誰が今どの部屋・どの層にいるかだけを書き出すと、同時進行の場面が一本の線につながります。

コツ3:「守護霊獣の能力」と「王子本人の念」を分けて整理する

混乱の多くは、この2つを同じものとして読んでしまうことから起きます。守護霊獣=儀式で宿ったもの/念能力=本人が身につけるものと分けるだけで、戦いの読み方が変わります。

王位継承戦の見どころ(ネタバレ控えめ)

王位継承戦の現在地(38巻・第400話時点)

38巻の時点で、王位継承戦は決着していません。船もまだ航海の途中です。

死亡した王子は3人です(脱落した順)。

  1. 第12王子モモゼ(35巻 第368話「凶行」)
  2. 第8王子サレサレ(37巻 第382話「覚醒」)
  3. 第10王子カチョウ(37巻 第383話「脱出」)

ほかの11人は、38巻時点で生存しています。

まずは腕試し:王位継承戦クイズ(全10問)

ここまで読んで「全体の地図は入った」と感じたら、クイズで試してみてください。 王子の番号、守護霊獣の仕組み、船の上の勢力。10問中8問以上とれたら「読み込み派」の判定です。間違えた問題は、この記事とキャラ一覧の記事で答え合わせができます。

→ 王位継承戦クイズ(全10問)に挑戦する

まとめ

王子一人ひとりの関係は「王位継承戦のキャラ一覧と相関図」で整理しています。

理解度をクイズで試す

中級王位継承戦クイズ
登場人物が多く「難しい」と言われる王位継承戦。基本を整理しよう。

ほかの解説

解説アニメはどこまで?
2011年版アニメは原作32巻・第339話まで。続きは32巻の第340話からです。編ごとのアニメ話数と原作巻の対応表、1999年版との範囲の…
解説ハンター試験は何期?
ゴンたちが受けたハンター試験は第287期、キルアの合格は第288期。一次から最終試験までの内容と試験官、405人から7人に絞られた人数の推移…
解説念能力の読み方一覧
念能力の技名と読み方(ルビ)を、主人公4人・幻影旅団・キメラ=アント編・王位継承編までキャラ別に一覧化し、系統も併記。纏・絶・練・発など基本…
解説王位継承戦のキャラ一覧
王位継承戦の14王子を、番号・母親(8人の王妃)・38巻時点の生死で一覧に。母親別の相関図、脱落の順番、名前が明かされた念能力、クラピカ・幻…

出典:冨樫義博『HUNTER×HUNTER』(集英社)。本文は当サイトが独自に作成したもので、画像・漫画のコマ・セリフの引用は使っていません。