「アニメで見た『超』と、漫画の『超』は同じ話?」 「漫画から読むと、何が違う?」
結論から書くと、大きな流れ(ビルス → 第6宇宙との試合 → 未来トランクス → 力の大会)は同じですが、細かい展開や決着の形が違う場面がいくつもあります。さらに漫画には、アニメになっていない編が続いています。
この記事では、違いを漫画の何巻・何話の場面かつきで整理します。漫画の出典は『ドラゴンボール超』(原作:鳥山明/漫画:とよたろう、集英社)です。
2026年10月から始まる『ドラゴンボール超 ビルス』について 2026年10月11日から放送予定の『ドラゴンボール超 ビルス』は、TVアニメ『超』(2015〜18年)に新規カットの追加や描き直しを加え、物語も再構築した版と発表されています。放送前のため、この記事では2026年版との比較はしていません。2026年版との違いは、放送後に追記します。 この記事でいう「アニメ」は、2015〜18年に放送されたTVアニメ『ドラゴンボール超』(全131話)です。
結論:漫画とアニメ、どこが違う?
| 漫画『ドラゴンボール超』 | TVアニメ『超』(2015〜18年) | |
|---|---|---|
| 作画・形式 | とよたろう作画。月刊誌で連載 | テレビシリーズ。全131話 |
| 描かれた範囲 | ビルス編〜スーパーヒーロー編(24巻・第104話まで) | 破壊神ビルス編〜宇宙サバイバル編(力の大会)まで |
| フリーザ復活の事件 | 本編では描かず、省略 | 1つの編として描く |
| 展開 | 同じ編でも、きっかけ・決着の形が違う場面がある | 同左 |
| 力の大会のあと | 銀河パトロール囚人編、グラノラ編などが続く | 力の大会で終了 |
「漫画はアニメの原作」ではない点がポイントです。どちらも同じ大筋をもとにしていますが、描き方がそれぞれ違います。だから「アニメを見たから漫画は読まなくていい」とはなりません。
ビルス編の違い
シャンパとヴァドスが、ビルス編のうちから動いている
- 漫画:ビルスが地球に来ているころ、第6宇宙の破壊神シャンパと付き人のヴァドスが、ふつうより大きなドラゴンボールを探して動いている様子が描かれる(1巻・第3話「ビルスの怒り」)。シャンパは、そのボールを見つけたフリーザ軍のガラナたちを消してしまう(1巻・第4話「神と神」)
- アニメ:破壊神ビルス編に、この流れはない
漫画では、このガラナの件が、フリーザ軍がフリーザを生き返らせようと決めるきっかけとしても描かれます。
「超サイヤ人ブルー」の名付け
- 漫画:悟空とベジータが「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人」という長い名前を言い合っていたところで、ウイスが短い呼び名を提案する場面がある(1巻・第5話「ビルスとシャンパ」)
- アニメ:この名付けの場面はない
漫画を読むと「ブルーって誰が言い出したの?」の答えが分かる、というわけです。
フリーザ復活の事件は、漫画では描かれない
アニメにはフリーザがよみがえる編がありますが、漫画ではビルス編のあと、この事件を本編で描かずに先へ進みます(事件の顛末は解説でふれられる程度です)。漫画1巻・第5話は、事件がすでに終わったものとして、悟空とベジータがウイスのもとで修業している場面から始まります。
アニメから入った人が漫画を読むと「フリーザ、いつ生き返った?」と戸惑いやすいポイントです。
第6宇宙との格闘試合の違い:ヒット戦
第6宇宙の殺し屋ヒットは、周りの時間を止めて攻撃する「時飛ばし」を使います。止められるのは0.1秒です。
- 漫画:悟空は0.1秒先を読んで時飛ばしに対応し、超サイヤ人ゴッドになると時飛ばしがほとんど効かなくなる。最後は超サイヤ人ブルーで時飛ばしを破る。界王拳は使わない(2巻・第13話「優勝宇宙、ついに決定!!」)
- アニメ:ヒットが戦いの中で時飛ばしの時間を伸ばしていき、追いつめられた悟空は超サイヤ人ブルーに界王拳を重ねる
クイズでは、時飛ばしで止められる時間を「0.1秒」として出題しています(漫画版の出題のため)。
未来トランクス編:漫画で加わる説明
合体ザマスに追いつめられた悟空が、全王からもらったボタンで未来の全王を呼び出し、ザマスごと消してもらう、という決着の大筋は同じです(漫画5巻・第26話「決戦!さらばトランクス」)。
漫画では、次のような説明がはっきり描かれています。
- ザマス(ゴクウブラック)が、なぜ未来トランクスの世界を狙ったのか
- 界王神が持つ「時の指輪」がどんな道具なのか
アニメを見た人が漫画を読むと、「そういう理由だったのか」と補える部分です。
力の大会の違い:17号が最後まで残った経緯
力の大会の最終盤、悟空とフリーザがジレンもろとも場外へ落ち、17号が最後の一人として残る。そして17号の願いで消えた宇宙が元に戻る。ここまでは漫画もアニメも同じです。
違うのは、17号がどうやって最後まで残ったかです。
- 漫画:17号は自爆したと見せかけて岩の下に隠れていて、フリーザとの作戦どおり最後の一人として残る(漫画9巻・第42話「決着と結末」)
- アニメ:17号は自爆のあとも生き残っていたことが分かり、最後は悟空・フリーザと3人でジレンに立ち向かう
ほかにも、漫画では大会の前に全王が、残す宇宙を4つと先に決める、ジレンが優勝で何を願おうとしていたか(師匠ギッチンを生き返らせること)が明かされるなど、アニメとは違う描き方があります。どちらを先に見たかで記憶が混ざりやすい場面なので、漫画版のクイズでは「17号の願い」だけを出題しています。
悟空が身勝手の極意に到達する場面(漫画9巻・第41話)は、漫画でも力の大会の山場です。
漫画にしかない編
TVアニメ『超』は力の大会で終わっています。その先は漫画だけで続いている部分です。
| 編 | 漫画の範囲(目安) | どんな編か |
|---|---|---|
| 銀河パトロール囚人編 | 9巻の後半〜15巻 | 脱獄囚モロと、銀河パトロールに加わった悟空・ベジータの戦い |
| グラノラ編 | 15巻〜20巻 | シリアル星の生き残りグラノラと、サイヤ人・フリーザ軍の因縁 |
| スーパーヒーロー編 | 20巻(第88話)〜 | 高校生になったトランクスと悟天、新たな人造人間の登場 |
※編の切れ目の話数は資料によって1〜2話前後するため、巻の目安で書いています。
グラノラ編は「悟空の父」の話でもある
グラノラ編は、アニメしか見ていない人にこそ読んでほしい編です。40年前のシリアル星で、幼いグラノラと母親を見逃したのが悟空の父バーダックだったと明かされます(漫画18巻・第77話「悟空の父バーダック」)。ベジータが我儘の極意を名乗るのもこの編です(17巻・第75話「破壊神の力」)。
アニメ化されていないため、この編の話は漫画でしか追えません。
なお、スーパーヒーロー編は劇場版『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』(2022年)の物語を漫画で描いた編で、TVアニメ『超』にはありません。
どっちから楽しむ?当サイトのおすすめ
- アニメを見た人:漫画は1巻から読むのがおすすめ。違いを探しながら読めるうえ、9巻後半からは知らない話が続きます
- アニメの続きだけ知りたい人:力の大会の決着(9巻・第42話)のあとから読めば、アニメにない話に入れます。詳しくは「ドラゴンボール超の漫画はどこまで?」で整理しています
- 2026年10月からのアニメを見る人:先に漫画で流れを押さえておくと、物語の全体像をつかみやすくなります
よくある質問
Q. 漫画とアニメ、どちらが先?
A. ほぼ同じ時期に並行して進みました。漫画が先でアニメがそれをなぞった、という関係ではありません。
Q. 漫画とアニメで結末が違う?
A. 各編の大きな結末(誰が勝つか・どう終わるか)は同じです。違うのは、そこに至るきっかけや決着の細部です。
Q. 漫画はどこまで出ている?
A. 24巻(第104話まで)が出ています。力の大会の先の編も漫画で読めます。
Q. 2026年版のアニメとの違いは?
A. 放送前のため、この記事ではまだ比較していません。放送後に追記します。
漫画版の記憶、試してみませんか
違いを知ったうえで解くと、「アニメの記憶で答えて間違える」問題が出てきます。
| 範囲 | 挑戦するクイズ |
|---|---|
| ビルス編〜第6宇宙との試合の始まり(1巻) | 『ドラゴンボール超』ビルス編クイズ(漫画版) |
| 1〜24巻の各編 | 『ドラゴンボール超』総合クイズ(漫画版) |
まとめ
- 漫画『ドラゴンボール超』とTVアニメ『超』(2015〜18年)は、大筋は同じで細部が違う
- 主な違い:シャンパの早い登場(漫画1巻・第3〜4話)、ブルーの名付け(1巻・第5話)、ヒット戦の界王拳(2巻・第13話)、17号が最後まで残った経緯(9巻・第42話)
- フリーザ復活の事件は、漫画では描かれない
- 力の大会の先(銀河パトロール囚人編・グラノラ編・スーパーヒーロー編)は漫画だけ
- 2026年10月からの『ドラゴンボール超 ビルス』との比較は、放送後に追記