トップ › ドラゴンボールのクイズ › 名場面ノート › 最後の願いのあとで、悟空が神龍と去った日

ドラゴンボールGT名場面ノート

最後の願いのあとで、悟空が神龍と去った日

この場面は第64話「さらば悟空…また逢う日まで」GT邪悪龍編・最終回/孫悟空・神龍

更新:2026-09-30運営:ヨミコミ

ネタバレ注意:アニメ『ドラゴンボールGT』の結末に触れます。未視聴の方はご注意ください。

当サイトは原作者・出版社とは関係のない、非公式のファンサイトです。

悟空が神龍とともに去っていく場面は、アニメ『ドラゴンボールGT』第64話「さらば悟空…また逢う日まで」です。『ドラゴンボールGT』の最終回で、原作漫画の最終回(其之519)とは別の、アニメ独自の結末です。この記事はGTの結末に触れるので、未視聴の方はご注意ください。

どんな場面か

邪悪龍との戦いのあと、神龍が姿を現し、もうドラゴンボールを使わせることはできないと告げます。地球の人々を生き返らせるという最後の願いをかなえると、神龍は悟空を連れて遠くへ去っていきます。

考察

ドラゴンボールに頼る物語の、区切り

アニメ『ドラゴンボールGT』で描かれる事実として、邪悪龍編の敵は、ドラゴンボールで願いをかなえ続けてきたことで生まれたものとされています。そして第64話で、神龍はもうドラゴンボールを使わせることはできないと告げます。

ここからはヨミコミの読みです。『ドラゴンボール』という作品は、題名のとおり、七つの玉を集めて願いをかなえるところから始まりました。倒れた仲間を生き返らせ、壊れたものを元に戻す。その仕組みは、物語を何度も救ってきました。GTの最終回は、その仕組みに頼ることへの区切りを、作品の最後に置いたと読めます。何でも取り戻せる世界から、取り戻せないものがある世界へ。最後の願いが地球の人々のためのものだったことも含めて、願いの物語の閉じ方として筋が通っていると考えます。

なぜ悟空が連れて行かれるのか

作中の事実として、神龍は最後の願いをかなえたあと、悟空を連れて去っていきます。

ヨミコミの読みでは、この結末は、悟空とドラゴンボールの結びつきを象徴しています。悟空の旅は、じいちゃんの形見の玉を持っていたところから始まり、ブルマとドラゴンボールを探す冒険として動き出しました。物語の最初から最後まで、悟空はドラゴンボールとともにありました。そのドラゴンボールが役目を終えるとき、悟空もまた物語の表舞台から去っていく。作品の始まりと終わりが、一つの線でつながるように構成されていると考えます。

また、悟空が去ることで、残された仲間たちは、ドラゴンボールにも悟空にも頼らずに生きていくことになります。ヨミコミの読みでは、これは突き放すための別れではなく、残る人たちを信頼したうえでの別れです。これまで何度も地球を救ってきた悟空がいなくなっても、地球の人々は自分たちの手で暮らしを続けていける。最後の願いで人々を生き返らせ、そのあとは任せて去る。その順番に、この最終回の静かな信頼が表れていると考えます。

原作の最終回と比べてみると

原作漫画の最終回(其之519)では、悟空は少年ウーブを鍛えるために連れて会場を去りました。アニメ『ドラゴンボールGT』第64話では、悟空は神龍とともに去っていきます。

どちらが正しい結末かを決めることは、この記事の目的ではありません。ヨミコミが注目したいのは、どちらの最終回でも、悟空が仲間のもとから去っていく形で物語が終わっている点です。原作では次の世代へ向かうために、GTではドラゴンボールとともに、悟空は去っていきます。去り方は違っても、悟空をいつまでも仲間の真ん中に置いておかない。その終わらせ方が、どちらにも共通しているように読めます。

今の自分に置き換えると

長く頼ってきたものや、当たり前にそばにあったものが、ある日終わりを迎えることがあります。習慣や居場所、人とのつながりなど、形はいろいろです。

この最終回は、その別れを、悲しさだけではなく一つの区切りとして描いています。すぐに気持ちの整理がつかなくても、それは自然なことです。去っていったものが残してくれたものを、少しずつ振り返っていく。この場面は、そういう受け止め方もあることを示しているように思います。

あわせて読みたい

原作漫画の最終回(其之519)と、悟空の育ての親が一日だけ戻ってくる場面(其之108)をあわせて読むと、別れを描く場面の違いと共通点が見えてきます。

人生・生き方友情・仲間落ち込んでいるとき迷っているとき

理解度をクイズで試す

GT中級『ドラゴンボールGT』クイズ(アニメ)
子供になった悟空の宇宙の旅から最終話まで、アニメ『GT』をどれだけ覚えているかを試すクイズです。

あわせて読みたい名場面

最終回、悟空が次の世代へ向かった理由
孫悟空・ウーブ/魔人ブウ編(10年後・最終回)/第42巻 其之519「バイバイ ドラゴンワールド」
爆発を控えた地球に、一人残ると決めたピッコロ
ピッコロ・孫悟空/GTベビー編/第40話「地球爆発!! ピッコロの重大な決意」
一日だけ戻ってきた育ての親
孫悟空・孫悟飯(じいちゃん)/孫悟空少年編(占いババの試合)/第9巻 其之108「孫悟飯」

関連する解説記事

解説ドラゴンボールGTのあらすじ
アニメ『ドラゴンボールGT』(全64話)のあらすじを、究極のドラゴンボール編(第1〜22話)、ベビー編(第23〜40話)、超17号編(第41…
解説身勝手の極意とは?兆と極の違い
身勝手の極意とは、考えるより先に体が反応して戦う境地のこと。「兆」と「極」の違い、漫画『ドラゴンボール超』で悟空が完成形に至った9巻・第41…

名場面ノートの一覧へ →

出典:TVアニメ『ドラゴンボールGT』(東映アニメーション、全64話)。本文は当サイトが独自に作成した考察です。画像・漫画のコマは使っていません。