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暁とは?結成の経緯と目的の変化を巻・話でたどる

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更新:2026-10-05運営:ヨミコミ

ネタバレ範囲:原作(ジャンプ・コミックス全72巻)の内容を含みます。暁の黒幕の正体(63巻)や、第四次忍界大戦の終盤(71巻)に触れます。アニメオリジナルの話や劇場版・小説には触れません。

当サイトは原作者・出版社とは関係のない、非公式のファンサイトです。

「暁って、結局なにが目的の組織だったの?」「誰が作ったの?」「最初から悪の組織だった?」

暁は、物語のほぼ全体にわたって、ナルトたちの前に立ちはだかる組織です。ただ、読み返してみると、暁の「目的」は一度に明かされたわけではありません。読者が知る目的は、巻が進むごとに、一枚ずつ書き換えられていきます。

この記事では、メンバーの強さや能力を並べるのではなく、暁がどう生まれ、目的がどの巻・どの話で、どう変わって見えていったかを順にたどります。扱うのは原作漫画(全72巻)の内容だけです。

結論:暁とは

暁は、雨隠れの里の戦争孤児だった弥彦・長門・小南の3人が始めた組織です。はじめは争いのない国を目指す集まりでした(48巻 第445〜446話)。しかし弥彦の死をきっかけに、長門は話し合いによる平和をあきらめます(48巻 第446〜447話)。物語に登場する暁は、各国の抜け忍が集まる組織になっていました。

目的は、作中で次の順に明かされていきます。

  1. 九尾の人柱力であるナルトを狙う組織として登場する(16巻 第142〜143話)
  2. 尾獣を集めて、国を滅ぼせる兵器を作る。その恐怖で争いを止める、という長門(ペイン)の考えが語られる(41巻 第374話)
  3. 尾獣から十尾を復活させ、世界中に幻術をかける、というトビの計画が語られる(50巻 第467話)
  4. その計画も、さらに別の意図の上にあったことが明かされる(71巻 第681話)

何巻何話で読める?暁の目的が見えてきた順

巻・話 場面 読者に見えた暁の姿
16巻 第139〜143話 木ノ葉崩しの直後 ナルトを狙う、謎の組織
28巻 第247話〜 第二部の始まり 人柱力を次々にさらう組織
41巻 第372〜374話 自来也、雨隠れへ 尾獣で兵器を作り、恐怖で平和をもたらそうとする組織
48巻 第445〜446話 長門の過去 もとは、平和を願う孤児たちの集まり
50巻 第467話 五影会談 十尾を復活させ、世界を幻術で包む計画の道具
54巻 第509話 小南とトビ 最初から、裏でトビが関わっていた
63巻 第606〜607話 オビトの過去 「マダラ」を名乗った男が、長門に近づいていた

16巻:「ナルトを狙う組織」として登場する

暁が初めて物語に現れるのは、木ノ葉崩しが終わった直後です。三代目火影の葬儀が描かれる16巻 第139話のころ、里に笠をかぶった二人の男が入り込みます。

第141話で、二人はサスケの兄・うちはイタチと、霧隠れの抜け忍・干柿鬼鮫だと明かされます。第142話でイタチは、自分たちの目的が四代目火影の遺産だと口にします。続く第143話でカカシがその正体を「暁」と名指しし、狙いが九尾を宿すナルトであることがはっきりします。

この時点の暁は、ナルトを狙ってくる、正体のわからない組織でした。なぜ九尾を求めるのかは、まだ語られません。

大蛇丸も、かつては暁にいた

木ノ葉崩しを起こした大蛇丸も、かつては暁に属していました。公式サイトの大蛇丸の誕生日コラムでは、大蛇丸が暁に加わった経緯(61巻 第584話)と、暁にいたイタチの、うちはの血と写輪眼を狙ったこと(16巻 第140話)が、巻・話つきで紹介されています。イタチとの力の差を思い知った大蛇丸は、暁を抜けています。

28巻〜:第二部で「人柱力をさらう組織」として動き出す

第二部が始まると、暁は本格的に動き出します。28巻 第247話から、暁の二人組が砂隠れに近づき、風影になっていた我愛羅をさらう戦いが始まります。

このあとも、暁は二人一組で各地の人柱力を追い、ナルトたちとぶつかっていきます。ここで読者に見えているのは、尾獣を集めているという行動です。何のために集めるのかは、まだ明かされていません。

41巻:自来也が知った「尾獣で兵器を作る」目的

暁のリーダーの正体を探るため、自来也は雨隠れの里に潜入します。そこで出会ったのは、かつての教え子・小南でした(41巻 第371〜372話)。

第372〜373話では、自来也が戦争孤児だった弥彦・長門・小南を育てた日々が描かれます。そして第374話で、暁のリーダー・ペインは、自分の目的を語ります。9体の尾獣をすべて集め、国ひとつを一瞬で滅ぼせる兵器を作る。その兵器がもたらす恐怖で、争いを止める、というものでした。自来也はこの考えを受け入れず、二人は戦うことになります。

ここで初めて、暁の目的が「平和」という言葉と結びつきます。ただし、それは恐怖によって押しつける平和でした。

48巻:暁は、平和を願う孤児たちから始まった

ペインとの戦いのあと、ナルトはペインを操っていた長門本人と向き合い、その過去を聞きます(48巻 第444話〜)。

第445話では、第二次忍界大戦のさなか、雨隠れで家族を失った長門が、弥彦と小南に出会います。弥彦は、いつか世界の頂点に立って争いをなくすという夢を語り、長門もその夢を自分のものにしていきます。

第446話で、3人が始めた平和のための組織は、雨隠れを治める半蔵に脅威とみなされます。半蔵は、木ノ葉のダンゾウと手を組み、小南を人質にとって、長門に弥彦を殺すよう迫りました。長門に手を汚させまいとした弥彦は、自ら刃の上に倒れます。この出来事が、長門の考えを大きく変えました。

16巻で初めて見たときには「ナルトを狙う謎の組織」だった暁が、もとは痛みを知る子どもたちの、平和への願いから始まっていた。それが明かされるのは、初登場から30巻以上あとのことです。

長門はナルトとの対話の末、ナルトを信じることを決め(48巻 第448話)、輪廻天生の術で自分が奪った命を戻します(48巻 第449話)。

50巻:月の眼計画で、目的が書き換わる

長門が去ったあと、暁の前面に立ったのが、仮面の男・トビです。トビは五影会談の場に現れ、50巻 第467話で自分の計画を語ります。

かつて六道仙人が十尾の力を9つに分けたのが尾獣であり、その尾獣をもう一度ひとつにして十尾を復活させ、自分の体に封じる。そうして世界中の人間に一つの幻術をかけ、争いを終わらせる。協力のためにナルトとキラービーを差し出せと求めたトビに、五影は応じず、トビは第四次忍界大戦の始まりを告げます。

41巻で長門が語った「尾獣で兵器を作る」目的は、ここで、より大きな計画の途中の段階として読み直されることになります。

54巻・63巻:暁の裏にいた男

小南とトビの戦い(54巻 第509〜510話)

長門と小南は、ナルトを信じたことで暁を離れていました。小南は雨隠れでトビと向き合います。第509話でトビは、弥彦に暁を作らせたのも、長門に輪廻眼を与えたのも自分だったと明かします。小南は全力でトビに挑みますが敗れ、トビは長門の遺体のありかを聞き出します(54巻 第510話)。

「マダラ」を名乗って近づいた男(63巻 第606〜607話)

トビの正体がうちはオビトだと明かされたあと、63巻ではその過去が描かれます。第606話では、オビトがうちはマダラから計画を託され、マダラがかつて輪廻眼を移していた長門を探しに雨隠れへ向かいます。そしてオビトは、自分をマダラだと名乗って長門の前に現れます。

第607話では、その続きが描かれます。弥彦は名乗りを信じずに男を追い返しますが、長門は輪廻眼について知る男の話に関心を示していました。

48巻で「平和を願う孤児たちの組織」として語られた暁は、その始まりの時期から、別の計画を持つ者に見られていたことになります。

さらに奥にあった意図(71巻 第681話)

物語の終盤、黒ゼツは、母である大筒木カグヤを復活させるために、うちはマダラすら利用していたことを明かします(71巻 第681話)。暁の目的をたどっていくと、ここが最も奥の層になります。

考察:暁は、持ち主を変えながら残り続けた「器」だった

以下は、作中の描写をもとにした運営者の読みです。事実として書かれていることではありません。

暁の目的を巻の順に並べると、目的そのものよりも、誰がこの組織を「自分の夢の器」として使っていたかが変わっていったように見えます。

弥彦にとっては、争いのない国をつくるための集まりでした。長門にとっては、弥彦の夢を、痛みによってでも実現するための道具でした。オビトにとっては、尾獣を集めるための手足であり、その計画を託したマダラの先には、さらに黒ゼツの意図がありました。同じ名前の組織が、持ち主を変えながら、ずっと残り続けたのです。

そう読むと、長門と小南が暁を離れた理由も、少し違って見えてきます。二人はナルトの中に、弥彦がかつて語った夢の続きを見た。だから、他人の計画の器になってしまった組織を、手放すことができたのではないか。私たちはそう考えています。

「暁」という言葉は、夜が明けようとする時間を指す、ふつうの日本語です。作中で名前の由来が説明されているわけではありませんが、16巻で敵として現れた組織の名前を、48巻を読んだあとに見返すと、受け取り方が変わる人は多いはずです。

よくある質問

Q. 暁が初めて登場するのは何巻何話?

A. 16巻です。木ノ葉崩しの直後(第139話のころ)に二人の男が里に入り込み、第141話でイタチと鬼鮫だとわかります。組織の名前がはっきり出るのは第143話です。

Q. 暁を作ったのは誰?

A. 雨隠れの戦争孤児だった弥彦・長門・小南の3人です。結成の背景は48巻 第445〜446話で、長門の口から語られます。ただし、63巻 第606〜607話で、その始まりの時期から仮面の男(オビト)が長門に近づいていたことも描かれます。

Q. 暁の目的は何?

A. 巻によって見え方が変わります。41巻 第374話では、尾獣で国を滅ぼせる兵器を作り、恐怖で争いを止めることが語られます。50巻 第467話では、トビが十尾を復活させ、世界中に幻術をかける計画を語ります。

Q. 長門の考えが変わったきっかけは?

A. 48巻 第446話で描かれる、弥彦をめぐる出来事です。雨隠れの半蔵が、木ノ葉のダンゾウと手を組み、小南を人質にして長門に弥彦を殺すよう迫ったためです。弥彦は自ら刃の上に倒れました(48巻 第446話)。

暁と戦った場面を、どこまで覚えているか

サソリを倒した二人や、角都の心臓の数など、第二部の暁との戦いからも出題しています。

→ 総合クイズ【中級】(全10問)に挑戦する → 総合クイズ【上級】(全10問)に挑戦する

大戦で暁のメンバーが戦場に呼び戻された術については「穢土転生とは?仕組み・弱点・解け方」で、自来也がペインと戦ったときの力については「仙人モードとは?」で整理しています。

まとめ

理解度をクイズで試す

中級総合クイズ【中級】
一度通して読んだ人なら思い出せる、物語の要所から出題します。
上級総合クイズ【上級】
読み返したくなる細部から出題します。

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出典:岸本斉史『NARUTO―ナルト―』(集英社 ジャンプ・コミックス 全72巻)。本文は当サイトが独自に作成したもので、画像・漫画のコマ・セリフの引用は使っていません。