幽★遊★白書

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幽★遊★白書中級

総合クイズ【中級】

一度通して読んだ人なら思い出せる、各編の展開と人物の動機から出題します。

全10問4択約3分解説・登場回つき

ネタバレ範囲:原作(ジャンプ・コミックス全19巻)の最終話までの内容を含みます。

本クイズは『幽★遊★白書』(冨樫義博/集英社)の原作漫画(ジャンプ・コミックス版)をもとにした非公式のファンクイズです。集英社・原作者・アニメ/実写作品の制作会社とは関係ありません。問題・解説・考察は運営者が単行本をもとに独自に作成しています。アニメ・実写版とは場面や描写が異なる場合があります。本クイズは原作漫画だけを扱います。

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10問中、何問わかる? 答えるとすぐに正解と解説が出ます。

このクイズについて

一度通して読んだ人に向けた中級です。範囲は原作(ジャンプ・コミックス全19巻)の最終話まで。初級よりも一歩踏み込んで、あの人物はなぜそう動いたのか、差し出したものや突きつけた条件は何だったのかを問います。盗まれた宝をめぐる事件、四聖獣との戦い、暗黒武術会、仙水との戦い、魔界の物語まで、各編から満遍なく選びました。14問の中から、毎回10問が出ます。私がこの作品で何度読んでも胸に残るのは、敵として現れた者にも、それぞれの事情がきちんと与えられていることです。悪役のまま終わってもおかしくない人物の動機が明かされた瞬間、それまでの戦いがまるで違って見えてきます。人間と妖怪、どちらが本当に恐ろしいのかという問いも、物語のあちこちに顔を出します。中級の問題は、そうした動機や選択の場面をなるべく選ぶようにしました。名前を覚えているだけでは迷う問題もあるはずです。間違えた問題は、登場回の前後の数話をまとめて読み返すのがおすすめです。

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初級★☆☆10問 →中級★★☆10問 →上級★★★10問 →

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全14問の答えと解説を一覧で見る(ネタバレ注意)
  1. 垂金が雪菜を閉じ込めていた目的は?

    • 流す涙が宝石に変わるため
    • 氷の力で屋敷を守らせるため
    • 未来を見通す力があるため
    • 魔界への通り道を開く鍵だったため

    正解:流す涙が宝石に変わるため

    氷女の涙は、氷泪石と呼ばれる宝石に変わります。垂金は雪菜を閉じ込めて涙を流させ、宝石を手に入れようとしていました。

    ヨミコミの考察

    涙が宝石に変わるという設定は、悲しみがそのまま富に変わるという残酷な仕組みと読めます。少女を苦しめれば苦しめるほど利益になるという構図が、垂金という人物の醜さを一言で伝えています。妖怪よりも人間の欲のほうがおぞましく描かれるこの場面は、のちの章にもつながる問いを先取りしているようにも見えます。人間と妖怪、どちらが本当に恐ろしいのかという作品の問いが、早い段階で顔を出しています。

    登場回:6巻 act.46「桑原の春!!」

    ある屋敷に囚われた少女の存在が伝えられる回。少女が狙われてきた理由に、胸の痛む事情が隠れています。

  2. 四聖獣の白虎との戦いで、桑原が勝ちにつなげた作戦は?

    • 仲間の声援で相手の注意をそらした
    • 霊気を吸う相手に、吸いきれないほどの霊気を一気に打ち込んだ
    • 霊剣を投げて相手の目をくらませた
    • 相手の背後の柱を倒して下敷きにした

    正解:霊気を吸う相手に、吸いきれないほどの霊気を一気に打ち込んだ

    白虎は相手の霊気を吸い取って大きくなる力を持っていました。桑原は、相手が強くなったのではなく霊気でふくらんでいるだけだと見抜き、残りの霊気を一気に打ち込みます。体格で劣る相手に頭で勝った一戦と読めます。

    ヨミコミの考察

    けんか一筋に見える桑原が、相手の仕組みを見抜いて勝つという展開に、人物の奥行きが出ていると読めます。強くなったのではなく、ふくらんでいるだけという見立ては、見かけの大きさと中身の強さの違いを突いたものです。体格や霊力で劣る者でも頭を使えば勝負になる、という考え方は、のちの仙水編のルールの読み合いにも通じていきます。桑原が仲間の中で独自の役割を手にした一戦と見ることができそうです。

    登場回:5巻 act.37「諸刃の剣!!」

    霊気を武器にする者にとって、相性の悪い相手との戦いが続く回。力比べでは届かない場面で、一つの工夫が光ります。

  3. 仙水が霊界から持ち出した、黒の章と呼ばれる映像に記録されていたものは?

    • 人間がこれまでに犯してきた残虐な行いの数々
    • 魔界と人間界をつなぐ抜け道の地図
    • 歴代の霊界探偵が解決した事件の記録
    • 霊界が封じてきた妖怪たちの名簿

    正解:人間がこれまでに犯してきた残虐な行いの数々

    黒の章は、人間がこれまでに犯してきた残虐な行いを記録した映像です。仙水の仲間の中には、これを見たことで人間への不信を深めた者もいました。

    ヨミコミの考察

    人間の残虐な行いを記録した映像が、敵の動機の中心に置かれていることで、仙水編は妖怪退治の話ではなくなっていくと読めます。それを見たことで人間への不信を深めた仲間がいたという点は、絶望が人から人へ伝わっていく怖さを示しているようです。人間の側の闇が、章を追うごとに少しずつ積み上がっていく構成です。守るべき人間とは何なのか、という問いが主人公にも突きつけられる章といえそうです。

    登場回:14巻 act.126「黒の章!!」

    事件の鍵を握る、一本の記録の存在が明かされる回。その中身が、敵の動機に深く関わっていきます。

  4. 魔界へ向かうことにした蔵馬が、身を寄せる先に選んだのは?

    • 雷禅
    • 黄泉
    • 軀
    • 時雨

    正解:黄泉

    蔵馬が向かったのは、かつて盗賊として組んでいた黄泉のもとでした。黄泉は蔵馬との因縁を抱えた相手で、その関係が魔界での蔵馬の立場を難しいものにしていきます。

    ヨミコミの考察

    仲間たちが三つの勢力に分かれていく展開は、それまで一緒に戦ってきたチームをいったんばらばらにする大胆な構成と読めます。蔵馬が向かうのがかつての盗賊仲間のもとという点に、人間として生きてきた蔵馬が、妖怪としての過去と向き合わざるをえない流れが見えます。人間として育った日々と、盗賊時代の因縁とが、蔵馬の中で引き合っているようです。仲間と離れることで、それぞれの過去が掘り下げられていく章の始まりではないでしょうか。

    登場回:17巻 act.157「それぞれの決心!!」

    魔界からの誘いを受け、仲間たちがそれぞれの道を選ぶ回。魔界の三つの勢力の存在が、はっきりと示されます。

  5. 蔵馬が霊界の宝・暗黒鏡を盗んだ目的は?

    • 重い病気の母親を助けるため
    • 妖狐の姿と力を取り戻すため
    • 霊界に捕らわれた仲間を救うため
    • 盗賊仲間への借りを返すため

    正解:重い病気の母親を助けるため

    蔵馬は、人間の母親として自分を育ててくれた女性の命を救うため、暗黒鏡を使おうとしていました。鏡は願いの代わりに命を差し出させる道具で、その場に居合わせた幽助が自分の命も差し出そうとしたことで、事態は思わぬ方向へ動きます。

    ヨミコミの考察

    妖怪が人間の母親のために命を差し出そうとする構図は、妖怪は悪という単純な見方を序盤から揺さぶる仕掛けと読めます。そこへ幽助まで自分の命を差し出そうとすることで、敵味方の線引きが一気にあいまいになります。この回で生まれた信頼が、のちの蔵馬と幽助の関係の土台になっていると見ることができそうです。人間として育った妖怪という蔵馬の二面性は、物語の後半まで続いていきます。

    登場回:3巻 act.22「母と子の絆!!」

    盗まれた宝の一つをめぐり、ある妖怪が胸の内の事情を打ち明ける回。病院を舞台に親子の物語が描かれます。

  6. 戸愚呂チームの武威が、全身に鎧をまとっていた理由は?

    • 相手の攻撃をはね返す道具だったため
    • 自分でも抑えきれない闘気を抑え込むため
    • 昔の戦いの傷を隠すため
    • 素顔を知られないようにするため

    正解:自分でも抑えきれない闘気を抑え込むため

    武威の鎧は、自分でも抑えきれないほどの闘気を抑え込むためのものでした。鎧を脱いだ武威は、その闘気そのものを武器にして飛影と戦います。

    ヨミコミの考察

    防具だと思われていた鎧が、実は自分の力を抑え込むためのものだったという逆転が、この回の見せ場と読めます。守るための鎧ではなく、閉じ込めるための鎧という発想が、武威の強さの底知れなさを伝えています。鎧を脱いでからが本当の勝負になる流れは、決勝の緊張を一段引き上げる役割も果たしています。力を持ちすぎた者の不自由さという見方で読むと、戸愚呂チームの面々の抱えるものも少し違って見えてくるのではないでしょうか。

    登場回:11巻 act.98「鎧の理由!!」

    決勝の一戦で、相手が身につけていたものの意味が明かされる回。そこから戦いの様子ががらりと変わります。

  7. 仙水が魔界への穴を開けた一番の目的として、最後に明かされたことは?

    • 病で余命が少なく、一度来てみたかった魔界で死ぬため
    • 霊界に復讐するため
    • 魔界の王になって人間界を支配するため
    • 魔界に封じられた仲間を連れ戻すため

    正解:病で余命が少なく、一度来てみたかった魔界で死ぬため

    仙水は重い病で余命わずかで、魔界の穴を開けた一番の目的は、一度来てみたかった魔界で死ぬことでした。

    ヨミコミの考察

    人類を滅ぼすという大きな看板の裏に、一度来てみたかった場所で死にたいという個人的な願いがあったことで、敵の像が大きく揺らぎます。長く戦い続けてきた男が最後に求めたのが、復讐ではなく自分の居場所だったと読むこともできそうです。7つの人格や黒の章といった重い要素を積み上げたうえで、最後に小さな願いを置く構成が、余韻を深めています。勝ち負けでは片づかない結末が、この章を特別なものにしているのではないでしょうか。

    登場回:17巻 act.152「仙水の遺言!!」

    一人の男が胸の奥に抱えてきた事情が明かされる回。長い戦いの意味が、静かに問い直されていきます。

  8. 飛影が螢子をさらって、幽助に要求したことは?

    • 霊界探偵をやめること
    • 仲間の居場所を教えること
    • 一人で魔界へ来ること
    • 幽助が取り戻していた残りの宝を渡すこと

    正解:幽助が取り戻していた残りの宝を渡すこと

    飛影は螢子を人質に、幽助が取り戻していた残りの宝を渡すよう迫ります。さらに螢子を妖怪に変えようとしていたことが分かり、幽助は螢子をぼたんに任せて飛影との戦いに向かいます。

    ヨミコミの考察

    主人公の大切な人を人質にとる、いかにも悪役らしい登場が、のちに仲間として並ぶ飛影の出発点になっている点が面白いところです。最初の印象を最悪から始めることで、その後の変化の幅が大きく見える構成と読めます。螢子をぼたんに任せて戦いに向かう幽助の姿には、守るべき人と戦うべき相手を切り分ける判断も表れています。敵として出会った者が縁を結んでいくという作品の型が、最もくっきり表れた一人といえそうです。

    登場回:3巻 act.23「邪眼師・飛影!!」

    宝をめぐる事件が、主人公の身近な人まで巻き込んで大きくなる回。素早さを武器にする相手が姿を見せます。

  9. 三大妖怪の一人・雷禅の命が尽きた原因は?

    • 寿命が尽きたため
    • 長いあいだ食事をとらず、飢えたため
    • 幽助に力を譲り渡したため
    • 長年の宿敵との戦いで深い傷を負ったため

    正解:長いあいだ食事をとらず、飢えたため

    雷禅は、かつて人間界で出会った女性に心を奪われ、人間を食べないと心に決めていました。その誓いを長い年月守り続けた末に、飢えで命を落とします。最強とうたわれた妖怪の最期が、力ではなく誓いによって決まったところに、雷禅という人物の芯が表れていると読めます。

    ヨミコミの考察

    最強とうたわれた妖怪が、戦いではなく自分で決めた誓いを守り抜いた末に命を落とすという結末に、雷禅という人物の芯が表れていると読めます。人間の女性への思いが誓いのきっかけだった点は、人間と妖怪のあいだに生まれた血が幽助へつながっていることとも重なります。けんか仲間の煙鬼たちが後に現れることを思えば、雷禅の生き方は死後も周りを動かし続けたことになります。強さよりも約束を選んだ祖先の姿を、幽助に見せる回とも読めるでしょう。

    登場回:18巻 act.163「雷禅の遺言」

    魔界の均衡を支えてきた一人の妖怪に、最期の時が迫る回。長い年月を貫いた思いが語られます。

  10. 戸愚呂(弟)が人間から妖怪になったきっかけは?

    • 50年前の暗黒武術会で優勝し、その願いとして
    • 魔界の妖怪との戦いで血を浴びた
    • 霊界の裁きを受けて姿を変えられた
    • 兄に頼まれて術をかけられた

    正解:50年前の暗黒武術会で優勝し、その願いとして

    戸愚呂(弟)は50年前の暗黒武術会で優勝したとき、その願いとして妖怪への転生を選びました。年を取って力が衰えることを恐れたためで、同じ大会を戦った幻海が人間のまま年を重ねたことと対になっていると読めます。

    ヨミコミの考察

    老いて力が衰えることを恐れた末の選択だったという点に、戸愚呂(弟)という人物の核があると読めます。同じ大会を戦った幻海が人間のまま年を重ねたこととの対比で、強さとの向き合い方の違いが浮かび上がる作りです。同じ優勝を経験した二人が、強さにしがみつく道と手放す道とに正反対に分かれていく構図と見ることもできます。敵の過去を単なる悪として片づけず、選んだ道として描いている点に、この大会編の深みがあるのではないでしょうか。

    登場回:10巻 act.91「許せない!!」

    50年前から続く因縁が、当事者たちの口から語られる回。積み重なった時間の重さが浮かび上がります。

  11. 雷禅の部下・北神たちが、人間界の幽助のもとを訪れた目的は?

    • 霊界の命令で幽助を見張るため
    • 幽助を雷禅のいる魔界へ招くため
    • 幽助の命を奪うため
    • 仙水の遺体を引き取るため

    正解:幽助を雷禅のいる魔界へ招くため

    北神たちは雷禅の使いとして、幽助を魔界へ招くためにやってきました。この訪問をきっかけに、幽助は自分の血のつながりと、人間界にいる意味に向き合うことになります。

    ヨミコミの考察

    仙水との戦いが終わってすぐに魔界からの使いが来ることで、魔族として目覚めた幽助に、休む間もなく次の問いが突きつけられる構成と読めます。人間界にいる意味を考えさせる展開は、自分は何者かという仙水編の問いを引き継いだものです。敵としてではなく招待の使いとして魔界の者が現れる点も、これまでの章との違いとして印象に残ります。物語の舞台が、戦う場所から帰る場所を選ぶ話へと移っていく入口と見ることができそうです。

    登場回:17巻 act.155「魔界への招待状!!」

    魔界からの来客が、少年にある誘いを持ちかける回。人間界と魔界のあいだで、少年の立場が揺れ始めます。

  12. 垂金の屋敷で戦ったはずの戸愚呂(弟)が、のちに幽助の前に現れて迫ったことは?

    • 雪菜を引き渡すこと
    • 自分の弟子になること
    • 暗黒武術会にゲストとして出場すること
    • 霊界探偵をやめること

    正解:暗黒武術会にゲストとして出場すること

    倒したはずの戸愚呂(弟)が再び現れ、妖怪たちが集う大会にゲストとして出場するよう幽助に迫ります。ここから物語は、仲間と力を磨きながら大会へ向かう流れに入っていきます。

    ヨミコミの考察

    倒したはずの相手が平然と現れることで、屋敷での戦いが本気ではなかったと読者に気づかせる構成と読めます。垂金の事件は、大会編へ入るための前ぶれとして置かれていたとも見えるでしょう。ゲストとして出場を迫るという形は、主人公に選択の余地を与えない強引さで、緊張を一気に高めています。ここから修行と仲間集めの流れに入っていくため、物語の大きな切り替え点と見ることができます。

    登場回:6巻 act.51「強くなりたい!!」

    一つの事件が片づいたはずの少年の前に、意外な人物がふたたび姿を見せる回。新しい戦いへの誘いが突きつけられます。

  13. 海藤優の領域の中で、禁じられた言葉を口にした者はどうなる?

    • 声が出せなくなる
    • 魂を抜き取られる
    • 領域の外へはじき出される
    • 体が石のように動かなくなる

    正解:魂を抜き取られる

    海藤の領域では、決められた言葉を口にした者の魂が抜き取られます。暴力は見えない壁に阻まれ、このルールは海藤自身にも同じように当てはまるため、言葉をめぐる知恵比べの勝負になります。

    ヨミコミの考察

    暴力が封じられ、ルールが能力者本人にも同じように当てはまるという設定が、この勝負を公平な知恵比べにしていると読めます。強い者が勝つのではなく、相手の言葉を引き出した者が勝つという構図は、それまでのバトルとまったく違う緊張感を生んでいます。日常で何気なく使う言葉が命取りになる怖さは、読者自身も思わず身構えてしまう仕掛けです。仙水編がルールの読み合いの物語だと最初にはっきり示した一戦と見ることができそうです。

    登場回:13巻 act.115「「禁句」の能力!!」

    言葉そのものが武器になる勝負が始まる回。たった一つの言葉が命取りになる緊張が続きます。

  14. 霊界探偵だった仙水が、人間に絶望したきっかけは?

    • 人間が妖怪をなぶるように殺す光景を目にした
    • 師匠を人間の手で奪われた
    • 妖怪に家族を奪われ、復讐に走った
    • 守ってきた人々に正体を知られ、追われた

    正解:人間が妖怪をなぶるように殺す光景を目にした

    妖怪は悪で、自分は人間を守る側だと信じていた仙水は、ある任務の現場で、人間が妖怪をなぶるように殺していく光景を目にします。信じていたものが崩れたことが、のちの行動の出発点になったと読めます。

    ヨミコミの考察

    かつて幽助と同じ役目を担っていた人物が、人間の側の残虐さを目にして反対側へ回るという設定は、主人公の鏡像として仙水を置いた構成と読めます。妖怪は悪、人間は守るものという白黒の正義が強かった分だけ、崩れたときの反動も大きかったと見ることができるでしょう。幽助自身もこのあと人間の枠を外れていくため、二人の対比は最後まで続いていきます。信じる正義の危うさを問う章として、作品の中でも特に重い回です。

    登場回:14巻 act.127「血塗られた過去!!」

    一人の男の過去に光が当たる回。正義を信じていたころと、それが崩れていく瞬間が描かれます。

出典:冨樫義博『幽★遊★白書』(集英社 ジャンプ・コミックス 全19巻)。問題文・解説・あらすじ、結果画面のセリフは当サイトが独自に作成したもので、原作のセリフではありません。