トップ › SLAM DUNKのクイズ › 山王工業戦クイズ
SLAM DUNK中級
山王工業戦クイズ
原作で山王工業戦が描かれた25〜31巻から、試合の流れと選手の役割、作戦と伏線を問う中級クイズです。
ネタバレ範囲:原作(ジャンプ・コミックス全31巻)の最終話までの内容を含みます。
本クイズは『SLAM DUNK』(井上雄彦/集英社)の原作漫画(ジャンプ・コミックス版)をもとにした非公式のファンクイズです。集英社・原作者・アニメ/映画の制作会社とは関係ありません。問題・解説・考察は運営者が単行本をもとに独自に作成しています。映画『THE FIRST SLAM DUNK』とは場面や描写が異なる場合があります。本クイズは原作漫画だけを扱います。
10問中、何問わかる? 答えるとすぐに正解と解説が出ます。
ほかのクイズ
全14問の答えと解説を一覧で見る(ネタバレ注意)
沢北栄治の生い立ちとして描かれているのは?
- 兄の背中を追って山王に入った
- 中学まで別の競技をしていて、高校からバスケを始めた
- 父親が裏庭にコートのある家を建て、毎日1対1の相手をした
- 海外で育ち、高校から日本に戻ってきた
正解:父親が裏庭にコートのある家を建て、毎日1対1の相手をした
バスケ好きの父親は息子の素質を見抜き、裏庭にコートのある家を建てて毎日1対1の相手をしました。こうして磨かれた1対1の強さが、流川を何度もはね返す力につながっていると読めます。
ヨミコミの考察
試合の最中に、敵の選手の過去を差し込む。山王を倒すべき壁としてだけでなく、一人の人間として描こうとする構成と読めます。毎日の1対1で育った沢北の強さは、そのまま1対1への誇りにもつながっています。強さの原点が、のちの攻防で相手に読まれる手がかりにもなっていく点に、人物の描き方の厚みがあるのではないでしょうか。
登場回:29巻 #255「沢北」
山王の主力選手の過去に光が当たる回。その強さがどこから来たのかが語られます。
試合直前、安西先生が三井に伝えた、山王が三井を警戒していると言える根拠とは?
- シューティングガードの先発だけをいつもと変えてきたこと
- センターを二人並べる布陣にしてきたこと
- 監督が三井の名前を挙げて取材に答えていたこと
- 三井のビデオだけを何度も見返していたこと
正解:シューティングガードの先発だけをいつもと変えてきたこと
山王はシューティングガードだけ、普段と違う選手を先発に入れてきました。安西先生はそれを、三井が恐れられている証拠だと言い換えて伝え、緊張していた三井に自信を持たせます。
ヨミコミの考察
安西先生は新しい情報を伝えたのではなく、同じ事実の見え方を変えて手渡しています。相手の布陣の変化は、受け取り方しだいで狙われている不安にも、恐れられている自信にもなります。言葉で選手の心の向きを整えることが、この監督の采配の核だと読めます。一人ずつ声をかけていく構成そのものが、この試合が5人それぞれの戦いでもあることの予告ではないでしょうか。
登場回:25巻 #221「早く見たいな山王工業」
舞台は試合直前の控室。監督の声かけで、選手たちの表情が変わっていきます。
終盤、桜木が背中を痛めることになったプレーは?
- ダンクの着地でバランスを崩した
- 河田とのリバウンド争いで床に落ちた
- 沢北のドライブを止めようとしてぶつかった
- コートの外へ出そうなボールに飛び込み、テーブルに突っ込んだ
正解:コートの外へ出そうなボールに飛び込み、テーブルに突っ込んだ
コートの外に出そうなボールを、桜木は迷わず追って飛び込み、コートの中に戻しました。その代わりに背中を強く打ち、ここから痛みを抱えたままのプレーが続きます。
ヨミコミの考察
コートの外へ出そうなボールに飛び込むのは、リバウンドと同じく得点には直接残らない仕事です。後半の桜木を支えてきた自分にできることが、ここで体を差し出す形にまで行き着いたと読めます。その代償の痛みは、以後の場面に緊張を与え続けます。会場の空気が湘北に傾き始めるのと同じ回に置かれていることに、見る者の心を動かすのは得点より懸命さだ、という描き方が表れているのではないでしょうか。
登場回:30巻 #264「救世主」
点差が詰まり、会場の空気が変わり始める回。体を張ったプレーとその代償が描かれます。
後半開始早々、山王に逆転の3ポイントを決めたのは?
- 河田雅史
- 深津一成
- 沢北栄治
- 松本稔
正解:沢北栄治
負けが許されない王者の反撃は、沢北の3ポイントから始まりました。ここから山王が一気に本来の力を見せ、湘北は苦しい時間帯に入っていきます。
ヨミコミの考察
前半の湘北の勢いを、一本のシュートでひっくり返す。後半の幕開けを王者の反撃から始めることで、前半の健闘がまだ序章にすぎなかったと読者にも思い知らせる構成と読めます。前半は湘北の準備が光った時間でしたが、後半は山王の地力が表に出る時間になります。試合が二つの物語に分かれる境目として、この3ポイントが置かれているのではないでしょうか。
登場回:26巻 #233「怒濤の後半」
ハーフタイムを挟んで後半へ。試合の空気ががらりと切り替わる境目の回です。
リードを許した山王の堂本監督が、残りわずかの場面でタイムアウトを取らなかった理由は?
- タイムアウトをすでに使い切っていたため
- 審判にタイムアウトを認められなかったため
- 沢北一人に任せれば十分だと考えたため
- 桜木は限界で実質4人だと見て、湘北に交代の間を与えないため
正解:桜木は限界で実質4人だと見て、湘北に交代の間を与えないため
堂本監督は一度タイムアウトを取りかけますが、思いとどまります。限界を超えた桜木がいる湘北は実質4人だと見て、試合を止めずに攻め切る道を選びました。回のタイトル「5対4」はこの判断を指していると読めます。
ヨミコミの考察
堂本監督の判断は、相手の状態を冷静に見た合理的なものとして描かれています。試合前の分析の精度を思えば、湘北の状態をそう読むのは筋が通っています。ただ、この試合で山王の想定を何度も揺さぶってきたのが桜木でした。緻密な分析から始まった山王の物語が、最後にもう一度、計算の場面で締めくくられる構成と読めるのではないでしょうか。
登場回:31巻 #274「5対4」
試合の最終盤、ベンチの判断に光が当たる回。監督が迫られた選択が描かれます。
試合前、湘北の試合ビデオを分析した山王。三井寿について見抜いた弱点は?
- 外からのシュートがないこと
- ドリブルで抜くスピードがないこと
- スタミナが続かないこと
- ゴール下でのパワー不足
正解:スタミナが続かないこと
山王は三井の3ポイントを高く評価しつつ、体力に難があると見ていました。そこで、ぴったり張りつくマークで消耗させる作戦をとります。外からのシュートがないと分析されたのは宮城のほうです。
ヨミコミの考察
王者が慢心せず相手を丸裸にする場面から試合を始めることで、山王の強さは才能だけでなく準備にもあると先に示していると読めます。三井への評価が、長所を認めたうえで短所を突く形になっている点にも注目したいところです。この分析は、のちにぴったり張りつくマークという具体的な作戦に姿を変えていきます。試合前の数ページが、前半の攻防の設計図になっているのではないでしょうか。
登場回:25巻 #218「湘北徹底解剖」
試合前の山王の準備に光が当たる回。王者が無名の相手をどう見ていたかに注目です。
1対1で沢北に勝てずにいた流川。安西先生が先につながる一手と見た、流川の変化とは?
- 桜木とマークを入れ替えて休んだ
- ファウルを誘って沢北を退場させようとした
- パスで味方に決めさせるプレーを見せ始めた
- 守りに専念して、攻めを三井に任せた
正解:パスで味方に決めさせるプレーを見せ始めた
流川はそれまでの意地の1対1をやめ、パスで味方に得点させてみせます。パスもあると思わせたことで沢北の守りに迷いが生まれる、というのが安西先生の読みです。きっかけは、以前ある選手から言われた言葉でした。
ヨミコミの考察
1対1にこだわってきた流川が、勝つためにそのこだわりをいったん手放します。それは負けを認めることではなく、1対1で勝つための遠回りだった、という逆説がこの回の面白さと読めます。安西先生がそれを布石と呼ぶことで、プレーそのものより、相手の頭に迷いを植えることに意味があると示されます。きっかけが以前かけられた言葉だったことも、流川の変化がこの一戦だけでなく、それまでの積み重ねの上にあることを示しているのではないでしょうか。
登場回:29巻 #259「布石2」
1対1が続く中、ある選手の変化に会場がざわつきます。その変化に込められた意味が読みどころです。
前半が終わった時点の試合の状況は?
- 湘北が2点リード
- 山王が10点リード
- 同点
- 山王が2点リード
正解:湘北が2点リード
開始直後の奇襲と三井の3ポイントで流れをつかんだ湘北は、王者を相手にリードしたまま前半を終えます。
ヨミコミの考察
前半を大差ではなく、わずかな差で終える流れが、後半への緊張を生んでいると読めます。奇襲と準備で手にした手応えは、王者がまだ本気を出す前のものにすぎないのでは、という不安も同時に残るからです。前半の締めくくりに、桜木が自分より大きな相手との競り合いで見せ場をつくる点も見逃せません。戦い方を変えれば体格の差は埋められるという手応えが、後半の彼の役割の下地になっているのではないでしょうか。
登場回:26巻 #232「サヨナラ丸男」
前半の終盤が舞台。体格で劣る側が、戦い方をどう変えるかが読みどころです。
試合最終盤、湘北が逆転したシュートは、誰から誰へのパスから生まれた?
- 赤木から流川
- 流川から桜木
- 宮城から三井
- 桜木から流川
正解:桜木から流川
ブロックされたボールを拾った桜木は、それまで頑なに避けてきた流川へのパスを選びます。流川が決めて、湘北は後半初めてリードを奪いました。流川から桜木へのパスは、このあと最後の場面で描かれます。
ヨミコミの考察
このパスは、技術よりも気持ちの面で大きな一歩です。張り合い続けてきた相手を、勝つための選択肢として受け入れたと読めます。流川がパスで味方を生かし始めた布石の回と並べると、意地を張り合ってきた二人が、それぞれのやり方でこだわりを手放していく流れが見えてきます。この一本が、最後の場面への呼び水になっているのではないでしょうか。
登場回:31巻 #273「死力」
僅差の終盤、両チームの守りがぶつかり合います。ある一本のパスの重みに注目です。
試合開始直後、先手を取るという安西先生の方針のもと、湘北が仕掛けた奇襲は?
- 流川が一人でドリブルで切り込む
- 宮城のパスから桜木がアリウープを決める
- 赤木がジャンプボールから直接ダンクにいく
- 三井がいきなり3ポイントを狙う
正解:宮城のパスから桜木がアリウープを決める
宮城が高く放ったボールを桜木が空中でつかみ、そのままリングにたたき込みました。仕掛けた二人まで驚くほどの成功で、湘北は王者から先手を奪います。奇襲の準備と合図は、前の#223で描かれています。
ヨミコミの考察
王者相手に最初に選んだのが、堅実な攻めではなく、決まれば会場の空気ごと変わる一手だった点に意味があると読めます。格上との試合では、点数以上にやれるという感覚を先に手にすることが大事だ、という判断ではないでしょうか。仕掛けた二人まで驚くほどの成功は、湘北自身がまだ自分たちの力を信じきれていなかったことの裏返しとも読めます。その小さな驚きが、試合を通じて確信に変わっていく出発点になっているのではないでしょうか。
登場回:25巻 #224「天才?」
いよいよ試合開始。王者を相手に、湘北が最初の一手をどう打つのかが描かれます。
リバウンドで流れを変えた桜木。山王の堂本監督が、その桜木のマークにつけたのは?
- 河田美紀男
- 一之倉聡
- 河田雅史
- 沢北栄治
正解:河田雅史
堂本監督は、湘北の勢いの源が桜木だと判断し、それまで赤木を押さえ込んでいた河田を桜木にぶつけます。王者が初心者の桜木をそれだけ警戒した、ということでもあります。
ヨミコミの考察
王者の監督が、それまで赤木を押さえていた選手を初心者の桜木に回す。この采配そのものが、桜木の存在が試合を左右し始めたことへの何よりの評価と読めます。序盤に厳しくマークされていたのは赤木と流川でした。そこに桜木が割り込んでくるのは、山王にとって計算の外の出来事だったのではないでしょうか。同じ回で赤木が桜木の入部のきっかけを思い返すのも、ここまでの成長の距離を測り直す仕掛けと読めます。
登場回:28巻 #250「リズム」
湘北が流れを取り戻しにかかる回。相手ベンチの采配の変化にも注目です。
試合を決めた、桜木の最後のシュート。それはどんなシュートだった?
- 得意のダンク
- ファウルを受けて打ったフリースロー
- インターハイ前の合宿で身につけたジャンプシュート
- ゴール下でのリバウンドからの押し込み
正解:インターハイ前の合宿で身につけたジャンプシュート
インターハイ前、桜木は合宿でシュートをひたすら打ち込み、ジャンプシュートを身につけていました。最後に流川からのパスを受けて放ったのも、そのジャンプシュート。合宿の練習が最後の一本につながっていると読めます。
ヨミコミの考察
最後に頼ったのが、勢いや身体能力ではなく、インターハイ前の合宿で地道に打ち込んだ練習の成果だった点に、この試合全体の構図が凝縮されていると読めます。山王の緻密な準備から始まった一戦が、桜木のもう一つの準備で幕を閉じる。そう並べると、この試合は準備と準備のぶつかり合いだったとも読めます。その一本が、意地を張り合ってきた流川からのパスで生まれたことにも、二人の変化の到達点が重ねられているのではないでしょうか。
登場回:31巻 #275「and 1」
試合の最後の数秒が描かれる回。積み重ねてきた練習がどこにつながるのかが読みどころです。
後半、大差をつけられた湘北。桜木が素人なりに自分にできることとして狙いを定めたものは?
- 3ポイントシュート
- スティール
- オフェンスリバウンド
- 速攻の最初のパス
正解:オフェンスリバウンド
点差に気持ちが切れかけたチームの中で、桜木だけは勝負を捨てず、外れたシュートを拾うことに全てを懸けます。この回のタイトル「O.R.」はオフェンスリバウンドの略。ここから桜木のリバウンドが湘北を立て直していきます。
ヨミコミの考察
経験の浅い桜木が、うまい選手のまねではなく、自分にできることを選び取る。この回は、彼が自分の現在地を認めたうえで役割を見つける転機と読めます。外れたシュートを拾う仕事は目立たず、得点にも直接は残りません。そんな地味な役割に全てを懸ける姿が、気持ちの切れかけたチームを立て直していく流れに、一人の役割が全体を動かすという見方が表れているのではないでしょうか。
登場回:28巻 #243「O.R.」
苦しい時間帯の湘北が舞台。経験の浅い選手が、自分の役割を見つけ直していきます。
流川を抜いてくる沢北を止めるため、桜木が赤木に持ちかけた作戦は?
- ファウルをしてでも沢北を止める
- 流川と桜木のマークを入れ替える
- 沢北は自分で打つと読んで、桜木と赤木の2人でブロックにいく
- 沢北をわざと空けて、深津へのパスを狙う
正解:沢北は自分で打つと読んで、桜木と赤木の2人でブロックにいく
負けたことのない沢北は、抜いたらパスをせず自分で決めにくる、と桜木は読みました。河田を空けるリスクはありましたが、赤木もその読みに乗り、作戦は当たります。
ヨミコミの考察
初心者の桜木が、相手の性格から次の一手を読み、赤木に作戦を持ちかける。この場面は、桜木がコートの上で考える選手になり始めた瞬間と読めます。読みの根拠が、負けたことのない沢北の自信だった点も見逃せません。強さの原点として描かれた1対1への誇りが、ここでは逆に読まれる隙になっています。リスクを承知で赤木がその読みに乗ったことも、桜木への信頼が言葉ではなく判断で示された場面ではないでしょうか。
登場回:30巻 #263「一理ある」
終盤に向けた守りの駆け引きの回。読みと信頼が、ひとつの作戦になっていきます。
出典:井上雄彦『SLAM DUNK』(集英社 ジャンプ・コミックス 全31巻)。問題文・解説・あらすじ、結果画面のセリフは当サイトが独自に作成したもので、原作のセリフではありません。