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鋼の錬金術師中級
総合クイズ【中級】
一度通して読んだ人なら思い出せる、人物の動機や選択、錬金術の使われ方から出題します。原作準拠で、アニメ版の内容は扱いません。
ネタバレ範囲:原作(ガンガンコミックス全27巻)のうち、20巻(第83話)までの内容を含みます。
本クイズは『鋼の錬金術師』(荒川弘/スクウェア・エニックス)の原作漫画(ガンガンコミックス版)をもとにした非公式のファンクイズです。スクウェア・エニックス・原作者・アニメ/実写作品の制作会社とは関係ありません。問題・解説・考察は運営者が単行本をもとに独自に作成しています。アニメ(2003年版・FULLMETAL ALCHEMIST)や実写版とは展開や描写が異なる場合があります。本クイズは原作漫画だけを扱います。
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10問中、何問わかる? 答えるとすぐに正解と解説が出ます。
このクイズについて
鋼の錬金術師の物語を、人物の動機と選択から問う中級クイズです。範囲は原作漫画(ガンガンコミックス)の第1話から20巻の第83話までです。兄弟が旅立つまでの日々、師匠のもとでの再出発、遠い国から来た人々の覚悟、そして北の地での駆け引きまで、一度通して読んだ人なら思い出せる場面から選びました。初級よりも一歩踏み込んで、あの人物はなぜそう動いたのか、何を引き受け、何を手放したのかを聞いています。原作準拠で、アニメ版の内容は扱いません。15問の中から、毎回10問が出ます。私がこの作品を読み返すたびに感じるのは、どの人物も自分なりの理由を持って動いていることです。兄弟だけでなく、軍の大人たちも、仕える者も、敵として現れた者も、それぞれが背負ったものに沿って道を選んでいます。だからこそ、一つの選択の理由を知ると、その場面の重みがまるで変わってきます。名前を覚えているだけでは迷う問題もあるはずです。全問に解説と登場回のあらすじを付けているので、迷った問題はその話へ戻ってみてください。答えを知ったうえで読み返すと、同じコマが違って見えてくるはずです。
読み返すならここ
- 1巻 第3話「炭鉱の街」:炭鉱の町で、役人と町の人々の対立に兄弟が巻き込まれる回。兄弟の機転が光る、旅の序盤らしい一話です。
- 11巻 第43話「泥の河」:雨の中、兄弟が自分たちの過去と正面から向き合う回。つらい作業の先で、旅の見え方が変わっていきます。
- 20巻 第79話「蟻のひと嚙み」:大きな相手に、小さな者が知恵で挑む回。題の言葉と場面を重ねて読むと、味わいが増します。
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全15問の答えと解説を一覧で見る(ネタバレ注意)
リンが賢者の石を求めて、シンからはるばるアメストリスまでやって来た目的は?
- シンの皇帝になるため
- 滅びた故郷の町を取り戻すため
- 病気の母親を救うため
- 錬丹術の腕を一族に認めさせるため
正解:シンの皇帝になるため
リンは、自分はシンの皇帝になる男だと言い、そのために賢者の石を手に入れに来たと語ります。体を張って仕えてくれた臣下に、手ぶらでは顔向けできないという思いも抱えていました。
ヨミコミの考察
作中では、リンは自分がシンの皇帝になる男だと言い、そのために賢者の石を手に入れに来たと語ります。命がけで仕えてくれた臣下に、何も持たずには顔向けできないという思いも口にしています。当サイトでは、この目的が自分一人の望みにとどまらず、ついてきてくれた人々への責任と結びついていると読みます。飄々とした態度の奥に、背負っている人の重みがある。そう感じさせる場面と読めます。
登場回:14巻 第55話「二人の強欲」
体の内側で、二つの意志がぶつかり合う回。それぞれが抱える欲の形が見えてきます。
炭鉱の町ユースウェルで、ヨキ中尉がわいろを渡しながらエドワードに望んでいたことは?
- 町の人々との争いを取りなしてもらうこと
- 田舎の小役人で終わらず、上の人間に取り入って出世すること
- 自分も国家錬金術師に推薦してもらうこと
- 炭鉱の権利を国に高く買い上げてもらうこと
正解:田舎の小役人で終わらず、上の人間に取り入って出世すること
ヨキは、国家錬金術師なら上のほうに顔がきくと考えてエドにわいろを渡し、一生を田舎の小役人で終わりたくないと打ち明けます。エドを出世の足がかりにしようとしていたことがうかがえます。
ヨミコミの考察
作中では、ヨキは国家錬金術師なら上のほうに顔がきくと考えてエドにわいろを渡し、一生を田舎の小役人で終わりたくないと打ち明けます。当サイトでは、町の人々を苦しめる側にも、このまま埋もれたくないという焦りがあると読みます。わいろという手段を選ぶところに、正面からは道を開けない立場のもどかしさも見えます。肩書きを持つ少年を出世の足がかりと見る姿からは、立場で自分の値打ちを測ろうとする人物の姿が読めます。
登場回:1巻 第3話「炭鉱の街」
炭鉱の町を舞台に、町の人々と役人の対立が描かれる回。兄弟の機転が光ります。
イシュヴァールでの戦いが終わったあと、ホークアイがマスタングに頼んだことは?
- 背中に刻まれた焔の錬金術の秘伝を、焼いて読めなくすること
- 自分を軍から除隊させること
- 自分を前線の部隊に残してもらうこと
- 父の研究を軍に引き渡すこと
正解:背中に刻まれた焔の錬金術の秘伝を、焼いて読めなくすること
ホークアイは、背中に刻まれた焔の錬金術の秘伝を、マスタングの炎で焼いてほしいと頼みます。戦場で使われたその力を、これ以上誰にも受け継がせたくないという思いからの頼みと読めます。
ヨミコミの考察
ホークアイの頼みは、戦場で使われた力を、これ以上誰にも受け継がせたくないという願いから出たものと読めます。作中では、同じ回に、マスタングが内乱での戦いをふり返る場面も置かれています。当サイトでは、頼む側も頼まれる側も、それぞれの形で戦いの重さを抱えている場面と読みます。秘伝を残さないという願いは、過去を消すためではなく、同じことを繰り返させないための選択として読めます。
登場回:15巻 第61話「イシュヴァールの英雄」
長い内乱の終わりと、そこから歩き出す人々を描く回。それぞれが背負うものが形になります。
スカーと再び戦う場面で、エドワードたちが本当にねらっていたことは?
- スカーを軍に引き渡して手柄にすること
- 騒ぎを起こして、ホムンクルスをおびき出すこと
- スカーの右腕の秘密を聞き出すこと
- ウィンリィを騒ぎから遠ざけること
正解:騒ぎを起こして、ホムンクルスをおびき出すこと
エドたちはリンと手を組み、スカーとの戦いで騒ぎを起こすことで、ホムンクルスをおびき出そうとしていました。戦いの最中にも、まだ出てこないのかと相手の登場を待つ様子が描かれます。
ヨミコミの考察
作中では、エドたちはリンと手を組み、スカーとの戦いで騒ぎを起こして、ホムンクルスをおびき出そうとしていました。戦いの最中にも、相手がまだ出てこないのかと待つ様子が描かれます。当サイトでは、追われる側だった兄弟が、自分たちから仕掛ける側に回った転換点と読みます。目の前の相手と戦いながら、本当の目当ては別にあるという二重の構図が、場面の緊張を一段高めていると読めます。
登場回:12巻 第46話「遠くの背中」
町のあちこちで騒ぎが広がっていく回。ねらいを秘めた戦いが始まります。
機械鎧の手術とリハビリには三年ほどかかると聞かされた幼いエドワードが、言い返した期間は?
- 一年
- 半年
- 五年
- 二年
正解:一年
まともに動けるまで三年はかかると言われたエドは、一年でやってみせると言い切りました。弟の体を一日でも早く取り戻したいという覚悟が、その短い言葉に込められていると読めます。
ヨミコミの考察
作中では、まともに動けるまで三年はかかると言われた幼いエドが、一年でやってみせると言い返します。示された見通しを、自分から縮めてみせた形です。当サイトでは、この短い言い返しに、弟の体を一日でも早く取り戻したいという思いが込められていると読みます。自分の痛みより弟の時間を先に数えている点に、兄としての負い目と覚悟の両方がにじんでいると読めます。旅立ちの決意が、まず自分の体を立て直す宣言から始まっているのも印象的です。
登場回:6巻 第24話「鋼の錬金術師」
あの夜のあと、兄弟が再び歩き出すまでを描く回。旅立ちの決意が固まっていきます。
雪の中でエンヴィーを相手にしたメイが、相手の不意をつくのに使った仕掛けは?
- 雪崩を起こして相手を埋めた
- 雪の下に隠れた陣から、離れた場所で術を発動させた
- パンダのシャオメイをおとりにして背後を取った
- 相手と同じ姿に化けて近づいた
正解:雪の下に隠れた陣から、離れた場所で術を発動させた
メイは、あらかじめ仕込んでおいた陣が降った雪で隠れたおかげで、離れた場所から術を発動させることができました。離れた所から錬成できるという錬丹術の特徴を、天候まで味方につけて使った場面です。
ヨミコミの考察
作中では、メイがあらかじめ仕込んでおいた陣が、降った雪に隠れていたおかげで、離れた場所から術を発動させられたことが語られます。離れた所から錬成できるという錬丹術の特徴に、その場の天候が重なった形です。当サイトでは、体の小さな側が、準備と土地の条件を味方につけて大きな相手に向き合う場面と読みます。小さな一手を確実に効かせる戦い方は、回の題とも重なっていると読めます。
登場回:20巻 第79話「蟻のひと嚙み」
小さな力が大きな相手に挑む回。周到な準備が、思わぬ形で効いてきます。
追っ手に追いつめられたランファンが、自分の左腕を捨てる決断をした理由は?
- 使えなくなった腕を捨ててでも、主君のリンを生きて帰すため
- 敵に捕まった仲間と交換するため
- 敵の大将との一騎打ちに応じるため
- 傷から毒が回るのを防ぐため
正解:使えなくなった腕を捨ててでも、主君のリンを生きて帰すため
ランファンは、もう使い物にならない左腕を、大義のためなら捨てられるものだと言います。一族の悲願のためにも、主君には生きて帰ってもらわねばならないという思いからの行動でした。
ヨミコミの考察
作中では、ランファンは使えなくなった左腕を、大義のためなら捨てられるものだと言います。一族の悲願のためにも、主君には生きて帰ってもらわねばならないという考えが、その決断の根にありました。当サイトでは、ランファンにとって仕えることは命令に従うことではなく、主君の行く末を自分の体より先に置くことだと読みます。主従のつながりが、一族の未来を背負った約束のようなものになっていると読めます。
登場回:12巻 第47話「戦場の少女」
追う者と追われる者の駆け引きが続く回。それぞれが自分の選んだ道を言葉にします。
ピナコに止められても、エドワードがあの夜に錬成したものの亡きがらを掘り起こしたのはなぜ?
- 母の形見を取り戻したかったから
- 錬成陣の手がかりを探すためだったから
- 町の人に墓を移すよう頼まれたから
- 確かめないと前へ進めないと考えたから
正解:確かめないと前へ進めないと考えたから
エドは、自分に都合のよいところだけ見て済ませるわけにはいかないと考え、自分の目で確かめることを選びました。つらい事実から逃げなかったことが、新しい希望につながっていくと読めます。
ヨミコミの考察
作中では、ピナコに止められても、エドはあの夜の亡きがらを自分の手で掘り起こします。自分に都合のよいところだけを見て済ませるわけにはいかない、という考えからでした。当サイトでは、つらい記憶に自分から近づく姿に、兄弟が過ちから目をそらさずに旅を続けようとする姿勢が表れていると読みます。止める側がいることで、その選択の重さがいっそう伝わってきます。痛みを避けない選択が、兄弟の旅に新しい見方をもたらす場面と読めます。
登場回:11巻 第43話「泥の河」
雨の中、過去と向き合う重い作業が続く回。逃げずに確かめることの痛みが描かれます。
大総統から、まさか軍をやめるとは言わないだろうなと問われたマスタング大佐が、軍に残る一番の理由として口にしたのは?
- 軍の外では研究が続けられないため
- 自分の野望のため
- 大総統への恩を返すため
- 故郷の家族を養うため
正解:自分の野望のため
マスタングは、何より自分の野望のために、今は軍服を脱ぐことも銀時計を捨てることもできないと答えます。相手の前でも目標から降りない意志を示した場面と読めます。
ヨミコミの考察
作中では、軍をやめるつもりかと問われたマスタングが、何より自分の野望のために、今は軍服を脱ぐことも銀時計を捨てることもできないと答えます。当サイトでは、上の立場から問いただされる場面でも、目標から降りない意志を示したやりとりと読みます。軍に残ることは、ただ従うためではなく、目標に向かって歩き続けるための選択だと読めます。銀時計を手放さないことにも、その覚悟が重ねられていると読めます。
登場回:14巻 第56話「円卓の獅子」
ひとまず危機を脱した者たちが、それぞれの立場を突きつけられる回。遠い国へ届く知らせもあります。
ホムンクルスを名乗るグリードが、アルフォンスを捕らえて聞き出そうとしたことは?
- 魂を鎧に定着させる方法
- 兄エドワードの弱点
- 賢者の石のありか
- 師匠イズミの居場所
正解:魂を鎧に定着させる方法
グリードは、魂だけが鎧に宿っているアルの体に目をつけ、その仕組みを聞き出そうとしました。永遠の命を求める欲の深さが、そのまま行動に表れていると読めます。
ヨミコミの考察
作中では、グリードは傷を負っても元に戻る、死ににくい体の持ち主として描かれます。その彼が、魂だけで動いているアルの体に目を向けたことが、この問いの答えにつながります。当サイトでは、すでに倒れにくい体を持ちながら、さらに先を求める姿に、欲を生き方の中心に置いた人物像が表れていると読みます。手に入れたものに満足しない貪欲さが、そのまま行動の理由になっていると読めます。
登場回:7巻 第27話「ダブリスの獣たち」
姿を消した弟の行方をめぐる回。人の姿をした獣たちの集団が、少しずつ姿を現します。
スカーの捜索に加わるふりをしたエドワードたちが、本当に追おうとしていたのは?
- ブリッグズから逃げ出した兵士
- 錬丹術を使うシンの少女
- ドラクマから来た密偵
- 賞金のかかった脱獄囚
正解:錬丹術を使うシンの少女
兄弟は、東の錬丹術に元の体に戻る可能性があると考え、スカーと行動を共にしているかもしれない錬丹術の少女を追おうとしていました。スカーを追うのは、見張り役をだますための口実でもありました。
ヨミコミの考察
作中では、兄弟は東の国の術に自分たちの目的につながる可能性を見て、スカーと行動を共にしているかもしれない少女を追おうとしていました。スカーを追うという名目は、見張り役をだますための口実でもありました。アルがウィンリィに作戦を説明する形で、そのねらいが示されます。当サイトでは、監視の目の中でも自分たちの旅の目的を手放さない、兄弟のしたたかさが表れた場面と読みます。
登場回:18巻 第71話「紅蓮の男」
雪深い北の地で、それぞれの思惑が交差する回。表向きの目的の裏に、別のねらいが隠されています。
イズミに弟子とは思わないと追い返されそうになった兄弟が、座り込んで帰らなかったのはなぜ?
- 師匠の家の仕事を手伝う約束をしていたから
- 師匠の体の具合が心配だったから
- 元の体に戻る手がかりを得るまで、手ぶらでは帰れないから
- 帰りの汽車に乗り遅れてしまったから
正解:元の体に戻る手がかりを得るまで、手ぶらでは帰れないから
兄弟は、元の体に戻る手がかりを得るためにここへ来たのだから、手ぶらでは帰れないと訴えます。厳しく叱られても、前に進むことをあきらめない二人の姿と読めます。
ヨミコミの考察
作中では、弟子とは思わないと告げられた兄弟が、その場に座り込み、元の体に戻る手がかりを得るために来たのだから、手ぶらでは帰れないと訴えます。当サイトでは、これを師匠に逆らうためではなく、自分たちの過ちから逃げないための粘りと読みます。厳しい言葉を受け止めたうえで、それでも座り続ける二人の姿に、旅で積み重ねてきた覚悟がにじんでいると読めます。教えを請う相手だからこそ、簡単には引き下がれなかったとも読めます。
登場回:6巻 第25話「師弟のけじめ」
師匠と弟子がそれぞれの過去に向き合う回。厳しく叱る言葉の奥にある、深い思いが見えてきます。
エンヴィーに立ち向かうマルコーを動かしていた思いは?
- 家族を奪われた恨みを晴らしたいという思い
- 過去の罪を嘆くだけでなく、償いたいという思い
- 軍に戻って地位を取り戻したいという思い
- 自分の研究の正しさを証明したいという思い
正解:過去の罪を嘆くだけでなく、償いたいという思い
マルコーは賢者の石の研究にかかわった過去に苦しみ続けてきましたが、ただ嘆くことをやめ、償うことを決めます。戦いのあとには、自分の償いというわがままに周りを付き合わせたことを詫びています。
ヨミコミの考察
作中では、賢者の石の研究にかかわった過去に苦しみ続けてきたマルコーが、ただ嘆くことをやめ、償うことを決めます。戦いのあとには、自分の償いというわがままに周りを付き合わせたことを詫びています。当サイトでは、償いをわがままと呼ぶところに、この人物の誠実さと、人を巻き込むことへのためらいの両方が表れていると読みます。過去を背負った大人が、自分の手で生き方を選び直す姿として読めます。
登場回:20巻 第80話「瞼の父」
大きな戦いのあと、それぞれが自分の選んだ道を見つめ直す回。新しい旅立ちの気配も漂います。
スカーに、そんな不幸な体になってもまだ錬金術を信じるのかと問われたアルフォンスの答えに近いのは?
- 不自由であることと不幸であることは、同じではない
- この体のほうが強いので、むしろ都合がいい
- 錬金術は憎いが、ほかに方法がない
- 兄に頼まれたから、信じているふりをしている
正解:不自由であることと不幸であることは、同じではない
アルは、この体で不自由なことは多いけれど、それが不幸だとは限らないと言い返します。兄が錬金術でつなぎ止めてくれた命だから、今の自分を否定することは兄と錬金術を否定することになる、という考えです。
ヨミコミの考察
作中では、そんな体になってもまだ錬金術を信じるのかと問われたアルが、この体で不自由なことは多いけれど、それが不幸だとは限らないと言い返します。兄が錬金術でつなぎ止めてくれた命だから、今の自分を否定することは兄と錬金術を否定することになる、という考えです。当サイトでは、同じ錬金術に正反対の思いを向ける二人が、短いやりとりの中で向かい合う場面と読みます。失ったものの大きさより、今あるつながりに目を向ける考え方が表れていると読めます。
登場回:12巻 第47話「戦場の少女」
追う者と追われる者の駆け引きが続く回。それぞれが自分の選んだ道を言葉にします。
リンの体に宿ったグリードが、自分の信条だと口にしたことは?
- 人前で素顔を見せないこと
- 一度負けた相手とは二度と戦わないこと
- ウソをつかないこと
- 借りは倍にして返すこと
正解:ウソをつかないこと
グリードは、自分はウソをつかないことを信条にしていると言い切ります。欲深さを隠さない一方で、筋の通し方にはこだわる人物だと読めます。
ヨミコミの考察
作中では、リンの体に宿ったグリードが、自分はウソをつかないことを信条にしていると言い切ります。欲深さを隠さない人物が、その一方で自分なりの決まりを持っていることが示される場面です。当サイトでは、欲しいものにまっすぐな人物が、口にした言葉だけは曲げないという組み合わせに、筋の通し方へのこだわりが表れていると読みます。欲と誠実さが一人の中に同居しているところに、この場面だけでも単純な悪役として片づけられない面白さがあると読めます。
登場回:14巻 第56話「円卓の獅子」
ひとまず危機を脱した者たちが、それぞれの立場を突きつけられる回。遠い国へ届く知らせもあります。
出典:荒川弘『鋼の錬金術師』(スクウェア・エニックス ガンガンコミックス 全27巻)。問題文・解説・あらすじ、結果画面のセリフは当サイトが独自に作成したもので、原作のセリフではありません。